おがちぃ散歩

11.09.02 御香水レポート③

11.08.04 御香水レポート②

友人の十津庵から、

「御香宮の水質は、硝酸性窒素が基準の2倍でたんやって~

 今日の京都新聞朝刊より」

というメールがありました。

この情報をもう少し詳しく調べてみると、

 京都市伏見区の御香宮神社の境内から湧いている「御香水」が
 現在飲用が禁止されている理由について、
 同神社は1日、
 硝酸性窒素が基準の2倍を超えたためであると発表した。

という記事が、
9月2日の京都新聞の朝刊に掲載されていたということらしいです。


硝酸性窒素については
「野菜が壊れる」(新留勝行・著 集英社新書)という本の中で、
市販されている野菜に残留している化学肥料の成分についての項目で、
硝酸態窒素という単語として解説がされています。

硝酸性窒素は動物の体内に入ると
亜硝酸性窒素に変わります。

亜硝酸性窒素は硝酸性窒素よりもはるかに強い毒性があり、
体内に吸収されると血液中のヘモグロビンと結合し、
ヘモグロビンは酸素を運べなくなり、
酸素欠乏(メトヘモグロビン血症)を起こし、
酸素を運べなくなります


ちなみに、硝酸“性”窒素と硝酸“態”窒素という言葉の違いは
実質的にはなく、どちらも同じらしいです。


また、京都新聞の記事によると

 厚生労働省は飲用の井戸水では
 1リットル当たり10mg以下と基準を定めている。

 御香水は6月29日~8月3日の計3回の水質検査で、
 それぞれ1リットル当たり11.5mg、
 21.6mg、
 18.8ミmg検出された。
 同神社は2回目の検査結果が分かった7月末に飲用を禁止した。

 同省は
 「肥料や家畜のし尿、生活排水などが主な原因だが、
 2倍の値ですぐに健康被害が出るとは考えにくい」としている。
 三木善則宮司は
 「長い時間をかけ地下に到達した可能性もあり、
 汚染源は分からない」とする。

ということらしいです。


植物の栽培で生育を促すために肥料を用いますが、
一般的に言われている肥料の三要素
窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)があります。

窒素(N)は主に葉や茎の生長、
リン(P)は主に開花や結実の促進、
カリウム(K)は主に植物全体の生理作用の調整や根を生育させる
効果があります。

硝酸性窒素は窒素が硝酸というかたちになっているもので、
植物が土中から窒素を吸収する際に生成され、
光合成の過程で生じたエネルギーで
還元されてアンモニアになります。

しかし、分解されているはずの硝酸性窒素が、
一般に売られている野菜から
数千mg単位で検出されたという報告がされた事もあります。

硝酸性窒素は大量に散布すれば数値は増加しますが、
良質の有機肥料のみの栽培では数千mg単位で検出されません。

また、硫酸アンモニア(硫酸アンモニウム)など、
窒素肥料のうち植物に吸収されずに土に残った成分は
硝酸性窒素となって土中から河川へ流れ水を汚染する原因
になります。



御香宮3
毎年10月上旬には神幸祭が行われる御香宮神社。
祭の期間中は御輿や花傘の巡行があり、
境内や神社前の道路に多くの出店がでて、
周辺の夜はなんとなく平均年齢が下がったような気になる。
/08.10.04 撮影

御香宮1

御香宮2
09.04.08 撮影




■参照および引用した資料
・「飲用禁止の伏見「御香水」 硝酸性窒素が基準超」
 京都新聞 2011年09月02日 10時48分
 http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20110902000038
・「野菜が壊れる」
 新留勝行・著 集英社新書
・「もっとうまくなる家庭菜園教室 畑と野菜のしくみ」
 家庭菜園検定委員会・編 家の光協会
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