おがちぃ散歩

16.06.08 205系1000番台と奈良線


YouTube:103系の車内だけの動画【JR奈良線 山城多賀~山城青谷間】 15.11.29

【「16.06.08 奈良線の駅にまで掲示されている323系の広告」 の続き記事です】

奈良線では以下に挙げるとおり、
103系が未だに第一線で運用されているというのが問題となっている。

(1)利用者からの苦情
  奈良線の複線化事業に係わる環境アセスメントの説明会で、
  沿線住民の参加者から「新型車両はまだか」という質問が出る。

(2)労働環境としても劣悪
  運転室の冷暖房が不十分で体調に支障をきたすとして乗務員から改善が求められ、
  京都下労働基準監督署はJR西日本に対して改善を指導している。
  万一、運転士が熱中症になった場合、大事故になりかねない。
  また、熱中症という身体的な問題のみならず、
  古い車両であるが故に故障が頻発しており、いつどこで故障するか分からず、
  ヒヤヒヤしながら運転しているという意味で精神衛生的にも良くない。
 
(3)環境省直々に問題であると指摘されている
  騒音面で問題であり置き換えるべきと103系が名指しされている。
  そういう意味で(1)も騒音に関わることなので
  環境アセスメントの説明会での質問としては的外れであるとは言えないが、
  説明会で出たのは騒音のハナシでは無く利用面での質問だった。
 

1点だけなら流しておくこともできるだろうが(1点であっても真摯に受け止めるべきなのだが)
3点も挙がったらレッドカードを通り越してしまっている。
というより、安全第一なので(2)の問題が発生している時点で既になんとかしなければならない。
そう言えば、JRにはオレンジカードというものがあったな。

そういう事情も重なって、早急に103系を置き換える必要があるので、
323系の導入に伴う大阪環状線からの玉突き転属の可能性があるのではないかと思っている。

なので、いくら奈良線よりは新しいとは言っても
(3)で名指しされた103系で103系を置き換えることはごまかしが効かないので、
やはり大阪環状線から転属してくるのは201系で103系はお亡くなりの可能性が高いかと思う。





YouTube:阪和線の鳳行き普通電車【103系高運転台車・初期車】天王寺駅 15.11.29

一方、大阪環状線よりも早く103系がお亡くなりになる路線がある。

002_20160609141919003.jpg 003_20160609141923c86.jpg
左:寺田町駅にて / 右:天王寺駅にて

阪和線の方は225系5100番台によって置き換えが行われ、
103系に加えて205系も置き換えの対象になっている。



JR西日本の中期経営計画では、
阪和線への新車(225系5100番台)の導入は2017年度までとなっていて、
2018年度までにとされている大阪環状線の新型車両(323系)の導入よりも早いので、
この205系が時期早々に奈良線に転属してくる可能性が高いと思っている。


奈良線の複線化のメリットとしては
列車本数を増やすことよりも遅延によるダイヤの乱れを少なくすることがある。

103の区間快速 京都 (1)a
13.02.17 撮影

現在、ダイヤが乱れた場合
通常221系による快速運転を103系が代走することがある。

奈良線の最高時速は複線区間で110km/h
単線区間で90km/hである。


YouTube:稲荷駅を通過するみやこ路快速【JR奈良線】 15.11.23


YouTube:警笛を鳴らし高速通過する103系 【JR奈良線稲荷駅】 15 11 23

221系の営業最高時速は120km/h
一方の103系は100km/hである。

100km/hまでしか出せない103系は単線区間なら221系と遜色のない走りができるが、
複線区間では110km/hで走ることができないので
代走としてはいささか役不足な面がある。



YouTube:阪和線の205系【0番台・1000番台】 天王寺駅 15.12.05

阪和 205系1000番台 天王寺 205 天王寺
左:205系1000番台 / 右:205系0番台 同じ205系でも前面窓の配置が異なる 08.02.07 撮影

阪和線の205系には2種類あり、
国鉄時代に東海道本線向けに投入された0番台と、
JR西日本が阪和線向けに設計・投入した1000番台がある。

0番台は103系同様に営業最高時速は100km/hであるが、
1000番台は110km/hとなっている。

奈良線に転属してくる可能性があるのは0番台ではなく1000番台の方の205系だと思っている。

もし、205系1000番台が奈良線に転属となった場合、
奈良線の103系と同じく4両編成であることに加え、
営業最高時速が110km/hなので
快速代走時に複線区間でも221系と同じ速度で走行することが可能なので
遅延の回復が早めることができるという面でメリットがある。

205 130104 (3)a
リニューアルされた205系0番台の車内。1000番台もシートの色が異なる程度で同様のリニューアルが施されている。 13.01.04 撮影

さらには、サービス面においても体質改善工事(321系車内と同等のリニューアル)が施工済みなので、
103系に比べて劇的なサービス向上が図れる。


このように、205系1000番台の奈良線転属にはメリットが多いけれど、
運転室の冷暖房の問題や走行時の騒音が改善されるかまでは分からない。

参議院議員の田城郁氏のブログによると、
暖房については205系には装備されているが冷房については103系と変わらないらしい。

走行時の騒音もそんなに大きく103系と違いがあるようには聞こえなく、
気持ち的にステンレス車体なので鋼製車体の103系よりは音が軽いのかな? ...という感じ。

とは言え、現在の競合路線にはステンレス車両が走っていないので
ビジュアル的に電車が変わったという印象を強く与えることができる。
電車の事に詳しくない沿線住民からは新型車両と受け止められ、
運用面のみならず奈良線のイメージの向上にも高い効果が見込めるのではないだろうかと思う。




221サムネ
稲荷駅にて:15.11.23 撮影

みやこ路快速として使用されている221系はかつては新快速として使用されていた。

新快速と言えば京阪神地区におけるJR西日本の看板列車と言える存在。
そんな本線格での花形運用から支線区への左遷が行われたという意味で
みやこ路快速をもじって“都落ち快速”とも呼ばれるが、
見方を変えれば東京の大動脈である山手線を走っていた103系と元新快速という
東西の元エースによるタッグが実現しているのが奈良線であるとも言える。





■参照および引用した資料
・「鉄道、新型車両に積極投資 東京メトロやJR西」
 2016年6月4日 日本経済新聞
・「運転室「環境ヒドイ」 JR奈良線、労基署が改善指導 」
 2011年10月23日 京都新聞
・「奈良線第2期複線化事業(JR藤森~宇治・新田~城陽・山城多賀~玉水間複線化)に係る環境影響評価書に対する環境大臣意見の提出について(お知らせ)
 環境省
・「奈良線の利便性向上へ 進む第2期複線化事業 JR西日本
 2016.03.22 乗りものニュース
・「JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)
 西日本旅客鉄道 [PDF]
・「乗務員室の空調
 参議院議員たしろかおるのブログ 2016年05月02日
 ...など







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