おがちぃ散歩

16.06.08 奈良線の駅にまで掲示されている323系の広告

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天王寺駅にて

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稲荷駅にて

今年導入されることが発表されている大阪環状線の新型車両323系。
その広告は奈良線の稲荷駅にまで掲示されている。

「奈良線に関係あるハナシでもないのに大阪環状線のことを宣伝されても...」
とだいたいの人は思うかも知れないが、
鉄道好きにとっては大いに関係があるハナシなのである。




当たり前のハナシではあるが、
新型車両が導入されるということは、その引き換えに古い車両が引退するということでもある。

大阪環状線で使用されているのは他線からの乗り入れ列車を除けば103系と201系で、
新型車両の323系が導入されればそれらの車両は大阪環状線からは引退となる。

引退となればそのままお亡くなり(廃車)となる訳だが、
現状の大阪環状線よりも古い車両が未だに主力として第一線で活躍している路線がある。


YouTube:【秋恒例 】103系3編成が横並びする桃山駅(16・17時台) 15.11.21

201 103 並び 奈良
奈良駅で並んだ大和路線(関西本線)205系(左)と奈良線103系(右):08.08.25 撮影

そう、奈良線である。奈良線では103系が全体の列車の半数以上を占めている。



YouTube:大阪環状線 西九条にて 15.11.29

103 混色 環状 (1) 201 バーミリオン 京橋
左 大阪駅にて103系:11.03.21/ 右 京橋駅にて201系:06.08.20 撮影

関西地区では国鉄時代の1983(昭和58)年に東海道・山陽本線に導入された201系は
103系よりは新しい電車なので、
323系の導入後には奈良線に転属するのではないかという見方がある。

さらには、103系と言っても1963(昭和38)年から1984(昭和59)年の21年間に渡り製造されていて、
同じ103系であっても大阪環状線の車両と奈良線の車両とでは車齢が異なる。

大阪環状線の103系は高運転台タイプのもので前面の窓が高い。
高運転台タイプのグループは1974年から1981年に渡り製造されていて、
古いもので車齢は42年、新しいもので35年である。

奈良線の103系の中には前面窓上のライトを囲む枠の形状が異なる編成がある。
これは103系の中でも特に古い初期車で、
登場時は窓上のライトは1つだったが後に2つにされた。
その2つあるライトは登場時に設置されていたライトの埋め込み跡の上に設置されている。

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京都駅にて。奈良線の103系の中には、かつて山手線で使用されていた車両もある。:10.11.15 撮影

このように、大阪環状線の103系よりも古い103系に乗車せざるを得ない奈良線利用者にとっては、
大阪環状線のお古でもいいから奈良線に回してほしいという現状がある為、
他路線での新型車両の導入は奈良線への転属の可能性もあるので大いに関係のあるハナシなのである。



車両の転属と言えばこういうこともあった。


YouTube:【嵯峨野線を走っていた頃の289系】北近畿方面行き特急の287&289系


YouTube:大阪環状線 新今宮にて【289・287・283系くろしお・103系・201系】 16.01.31

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二条駅にて 381系によるきのさき:14.02.22 撮影

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京都駅にて 381系パノラマグリーン車:15.06.06 撮影

103 681 サンダーバード 新疋田
人によっては「これって新幹線?」というくらいスピード感のある先頭車のデザイン
新疋田駅にて 683系サンダーバード:07.05.27 撮影

2015年は3月14日の北陸新幹線の長野~金沢間の開業が大きな話題となったが、
それに伴い北近畿方面や南紀方面でも車両面で大きな変化があった。

北陸新幹線長野~金沢間の開業により、
大阪発着の特急サンダーバードの運転区間の内、新幹線と重複する金沢~富山・魚津間が廃止され、
運転区間の短縮により車両の余剰が生じた。
そのため、サンダーバードに使われている683系の余剰分が289系に改番の上で
北近畿・南紀方面に転用され、
『はしだて』『こうのとり』『くろしお』の内の国鉄型の381系の運用を置き換えている。
これにより、それらの列車は全てJR発足後に製造された車両となった。

KTR001 タンゴエキスプローラー 新大阪
新大阪駅旧18番線に停車するKTR001形タンゴエキスプローラー:08.01.07 撮影
【国鉄色の183系 ①】こうのとり 11.03.21


289系の登場により嵯峨野線では、1999年10月2日のダイヤ改正で
北近畿タンゴ鉄道(現・京都丹後鉄道)のKTR001形タンゴエキスプローラーが新大阪駅発着に変更されて以来、
実に約17年ぶりに流線型らしい流線型の特急型電車が走ることとなった。

北陸新幹線が開業ってだけでも大きなニュースではあるけれども、
大阪方面までの延伸はまだまだ遠い未来の話で、
関西人の私としては、興味はむしろサンダーバードで余剰になった車両の動向の方が強かった。

それで、北近畿方面に転用してくれたらいいなと思っていたので
実際に転用されたことは胸が熱くなる出来事だった。

しかしながら、今年3月26日のダイヤ改正以降、
北近畿方面の289系は全て新大阪発着の『こうのとり』として運転されることとなり、
わずか1年も経たずして京都駅から姿を消すこととなった...。





■参照および引用した資料
・「鉄道、新型車両に積極投資 東京メトロやJR西」
 2016年6月4日 日本経済新聞
・「奈良線の利便性向上へ 進む第2期複線化事業 JR西日本
 2016.03.22 乗りものニュース
・「JR西日本グループ中期経営計画2017 進捗状況と今後の重点取り組み(アップデート)
 西日本旅客鉄道 [PDF]
 ...など






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