おがちぃ散歩

13.09.07 木幡ノ関道

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木幡ノ関跡:京都市のホームページ内にある「史跡・名勝・天然記念物・文化財環境保全地区及び埋蔵文化財包蔵地台帳」では
この場所が木幡ノ関跡とされている


伊予親王巨幡墓から北西に行った場所には木幡ノ関跡があります。

伊予親王巨幡墓(遠山黄金塚2号墳) 10.02.23

木幡ノ関は安土桃山時代まであった関所で、
現在、木幡ノ関跡とされる場所には特に遺構は残っていませんが、
周辺の坂道のカーブや
道路の起伏などに当時の雰囲気を感じることができます。



京都から伏見を経由して宇治へ向かう古道には
桃山の丘陵地帯の北を行くコースと南を行くコースがありましたが、
木幡ノ関は北を行くコースにありました。

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八科峠と墨染通り

ところが、木幡ノ関の道は伏見城の鬼門の方角にあたるため、
道を往来する者が城を見下ろすことになるので、
現在の八科峠を通る墨染通にルートが改められます。


■六地蔵(府道7号京都宇治線(外環状線)・東町バス停)~木幡ノ関~北堀公園(上板橋通)
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京阪バスの東町バス停近くにある線路横の坂を行く

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東町バス停はJR奈良線の橋桁の下にあり、その前にはイズミヤ六地蔵店(ニトリ)がある

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ここから少し歩くと木幡ノ関跡に着く

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関跡を越えると六地蔵・木幡・宇治方面を見晴らせる

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北堀公園横を通り上板橋通へ。


■桃山町新町~桃山東小学校~木幡ノ関
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桃山町新町よりJR奈良線の踏切を渡る

008 (2)
この辺りはかつて桃山みょうが・京うどの産地だった
→おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ:京みょうが発祥の地を巡る 11.04.14
→おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ:11.11.13 京うどの栽培地を尋ねて


008 (3)
桃山東小学校横。坂を僅かに上っただけだが眺めが良い。

008 (4)
坂を右へ。しばらく歩けば木幡ノ関跡に。
10.02.13 撮影



現在、木幡ノ関跡とされる場所を通る道には
六地蔵から北堀公園までの坂道と
桃山町新町からJR奈良線の踏切を跨いで桃山東小学校横を行く坂道がありますが、
もともとの古道は
新町から桃山学園と小学校の間を抜け木幡ノ関跡を通り、
北堀公園まで行く道筋だったと言われています。

■木幡ノ関道跡
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線路奥の竹藪まで続く細い道。その先は柵で行けない。 10.02.13 撮影

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遠山公園のフェンスより関道跡を見る

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住宅街にある遠山公園

もともとの古道の桃山学園と小学校の間は
南はJR奈良線の勝手踏切前後の細い道、北は遠山公園となっていて、
その間は柵で分断されています。



安土桃山時代の前までは、
この木幡ノ関を行く道は京都と奈良を結ぶ街道の一部でもありました。


かつて向島一帯とその周辺は巨椋池だったため、
京都と奈良の行き来には池を迂回するしかなく
現在のJR奈良線のように宇治周りのルートを通っていました。

それが豊臣秀吉による堤の整備で、
宇治川の流路は伏見寄りに大きく変わり、
巨椋池にも堤の道が整備され、
以前よりも直線に近く、宇治まで迂回せずに奈良へ向かえる
現在の近鉄京都線に沿うようなルートができました。

木幡ノ関周辺略図
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■参照および引用した資料
・「京の古道を行く」
 増田潔・著 光村推古書院
・「歴史散歩26 京都府の歴史散歩 中」
 京都府歴史遺産研究会・編 山川出版社
・京都市情報館(京都市ホームページ)
 史跡・名勝・天然記念物・文化財環境保全地区及び埋蔵文化財包蔵地台帳/伏見区(1178 木幡ノ関跡)
 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/maibun/tizudaityou/husimiku.html


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