おがちぃ散歩

13.09.22 深草・谷口古墳/ 山伏塚古墳

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京阪の伏見稲荷駅とJR奈良線の踏切の間にある
京都市電稲荷線の稲荷駅跡には、
伏見稲荷大社付近の名所案内図がありますが、
その案内図をよく見ると浄蓮華院の横に
『桓武天皇陵(江戸時代)』と書かれた場所があります。

京都市電稲荷線遺構① 06.09.03

桓武天皇陵のある場所と言えば桃山なのに、
伏見稲荷大社付近の名所案内図に桓武天皇陵とはどういうことでしょう?



深草毘沙門天
10.02.04 撮影

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そこで、名所案内図にある場所に向かうべく、
その近くである府道35号大津淀線(大岩街道)の
深草谷口町の交差点まで来てみると、
「霊場 深草毘沙門天 是より北半町」と刻まれた道標が建っています。

深草毘沙門天とは稲荷の案内板にあった浄蓮華院の別称です。

そして、その道標の側面には
「人王 五十代 桓武大王陵 是より半町」
と刻まれ、桓武天皇陵までの距離が案内されています。

1町(丁)は109.090909mなので半町はおよそ55mで、
これが現在桃山にある桓武天皇陵だとすると
ここから55mな訳がないので、
市電の駅跡にあった案内板に書かれていた場所を指していることが分かります。

桓武天皇陵 10.07.08

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008 110421 2 (4)
写真中央の浄蓮華院本堂の奥が谷口古墳:11.04.21 撮影

案内板にある桓武天皇陵とは
浄蓮華院境内にある谷口古墳のことで、
江戸時代はこの場所が桓武天皇陵とされていました。

浄蓮華院は天台宗の寺院で、1824(文政4)年に、
桓武天皇の菩提を弔うために有栖川宮韻仁親王(ありすがわのみやつなひとしんのう)の命で、
比叡山の僧の尭覚(ぎょうかく)上人が建立した寺院です。

なお、現在桃山にある場所が桓武天皇陵に定められたのは幕末のことです。


010 山伏塚古墳 地点
京都市のホームページ内にある「史跡・名勝・天然記念物・文化財環境保全地区及び埋蔵文化財包蔵地台帳」で山伏塚古墳と記されている場所

谷口古墳のすぐ近辺には
谷口古墳と同様に桓武天皇陵の候補地であった山伏塚古墳があります。

大岩街道より 山伏塚古墳付近
左・大岩街道旧道より、奥が山伏塚古墳付近:10.02.04 / 右・山伏塚古墳付近より、右に谷口古墳の墳丘が見える13.09.22 撮影




■参照および引用した資料
・「歴史散歩26 京都府の歴史散歩 中」
 京都府歴史遺産研究会・編 山川出版社 
・「京・伏見 歴史の旅」
 山本眞嗣・著 水野克比古・撮影 山川出版社
・第52回 平安京ウォーク「栄華の夢跡伏見城周辺と、悠久の桃山御陵を巡って・・」
 主催・平安京史跡散歩の会 2011年4月24日
・wikipedia:桓武天皇
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%93%E6%AD%A6%E5%A4%A9%E7%9A%87
・京都市情報館(京都市ホームページ)
 史跡・名勝・天然記念物・文化財環境保全地区及び埋蔵文化財包蔵地台帳/伏見区
 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/maibun/tizudaityou/husimiku.html



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